かごしまブランド「加世田のかぼちゃ」植え付け(家庭菜園〜プロ向け)
かごしまブランド 第一号 「加世田のかぼちゃ」をご存知でしょうか?
南さつまの特産であるかぼちゃ。 福元農園では、JAに出荷する用に栽培しています。
その栽培について詳しくまとめてみました。 栽培の参考になれば嬉しいです。
「加世田のかぼちゃ」に関しては、自然農法ではなく、一般慣行栽培にて生産しています。
今回は3月3日 植えつけ、9尺トンネル栽培についてまとめました。
まず、植えつける前に畑の準備を行います!
かぼちゃは水が溜まりにくく、柔らかい畑を好みます。
深く耕運したり、有機物の投入。表面排水の確保が基本的です。
福元農園では、プラソイラを入れて、緑肥の栽培を行っています。
そして、かぼちゃには、敷き藁を行うのが、一般的なのですが、
藁がない場合は、緑肥(麦)で代用します。
この緑肥の種まきを12月上旬に行います!
そして、植え付け後、スムーズに生育するように、畑の温度を確保します!
方法としては、早めにマルチ・ビニールを張ります。
2月上旬には黒マルチ、トンネルビニールを張ります!
マルチは135センチ幅のマルチを機械にてはりました。
トンネルは60センチ間隔でたて、ビニールを張った後は、
風に飛ばされないように、しっかりと杭と紐できつく張ります。
管理機で土も被せておきます!
3月3日植えつけ
植えつけの様子
苗はJAさんにお願いしていました。
本葉3、5枚のちょうど良い苗に仕上がっていました😆
植え付けは天気の良い午前中に行い。植えつけ後はたっぷりと水をかけ、
ポットと畑の土を密着させます。水をかけるので、畑の温度が下がってしまうので、
天気の良い午前中に植えます。
植えつけたら、2〜3日は締め切って、根が張るのを促します。
気持ち、つるを伸ばす方に向けて植えてあげます。
かぼちゃの栽培では、ツルを何本伸ばすか。(仕立て方)
選択できます。 一般的には2〜3本伸ばすのが、一般的です。
福元農園では、強く、早く育ってほしいので、1本仕立てという栽培を行っています。
1本仕立ての場合は、株間30センチで植えていきます。
2本仕立ての場合は50〜60センチで植えます。
植えつけてから3日後からは天気を見ながら、換気を行います。
また、根っこがしっかり張って、水を十分に吸えるようになるまでは、
天気を見て、たっぷり水かけをします。
朝、葉っぱの淵に水がついている(葉水)を確認します!
植えつけて、1ヶ月半程度経つ、4月20日頃には、
花が咲き、交配をします!
交配後、積算温度で1100℃を超えた、完熟にて収穫を行います。
時期的には6月中旬〜7月上旬頃。
完熟収穫された、「加世田のかぼちゃ」はとてもホクホクで美味しいです。
栽培の仕方は農家さんによって、様々です。 参考程度にご覧になってもらえたら嬉しいです!
研修生には、JAとのつながりや、一般慣行栽培に関しても
学べる機会を提供しています😆
委員会の活動!
〇学校給食への納品
地元で育てたオーガニック・自然農法の野菜を地元の子供たちに食べてもらえるように納品量を増やす取組を行っています!
各委員の圃場と常潤高校内の畑にて給食用の野菜の栽培を行って、納品しています!
〇研修生の受入
オーガニック・自然農法の農家になりたい、関わりたい方の研修の受入、就農への協力を行っています。
一緒に自然農法・オーガニック野菜作りを学び・実践しませんか?
研修生の募集をしています!興味があるかたは こちら!
〇生産から消費まで
オーガニック・自然農法の野菜を生産、消費をより安定的にできるように、
規格外品の加工や、地元での流通・消費がスムーズにされるような取組を行っています!