研修内容のご報告(2023年5月−8月)
研修生2期生の福島隆盛です。
久しぶりのBLOG投稿になりました。残暑厳しいですが皆様はいかがお過ごしでしょうか?
振り返ってみると、5月の砂の祭典以降BLOGの投稿が疎遠になっておりました。
研修内容の一つでもあるBLOG更新。
研修生2期生、同期の加藤くんがBLOGを更新してくれたのに刺激を受けまた新たな気持ちでBLOGを書かせていただきます。
BLOGが遠ざかる理由が個人的にございましたが、これからはできるだけ書かせていただこうと思っております。
私の研修は2023年5月に開始しました。
間も無く4ヶ月が経過しようとしております。この4ヶ月でたくさんの出会いがあり、栽培に関しての知識向上、農業経験を積ませて頂きました。良いこともあれば、悔しい事もあり。基本的には自分の考えが甘かった、と農家の方への尊敬の意が募るばかりです。
しかし、この4ヶ月は私のいままでの人生においてとても刺激的な、そして最も勉強させていただいた時間だったと感じております。
そして、これからの研修においてどんな経験ができるのかと、とても楽しみしている自分がいる。
それが率直な気持ちです。両親の故郷、南さつま市でこんな経験ができていることに感謝しております。
勝手ながらこのBLOGではこの4ヶ月を振り返り帰ると共に、今後研修を希望される方、普段私たちの活動を支えている方に感謝の意を伝える意味で研修内容をご報告させて頂きたいと思います。
【活動内容の確認】
私が所属する委員会はこのような活動をしております。(HPより抜粋)
1,有機農業への人材確保
2,栽培技術の向上
3,加工品の開発活動
4,販売促進活動
具体的な活動として
5,学校給食
6,新規就農者支援
7,普及活動
8,ありのまま分校
1,有機農業への人材確保
現在研修の上限4名に達している為応募しておりませんが、研修生が就農した場合枠が空くと思います。
先日、県外の方が見学にいらっしゃいました。見学は随時受けているようです。(要確認)
2,栽培技術の向上
前職でサツマイモの慣行栽培に1年ほど携わった身としては、全てのことが初めてで勉強させていただいております。
植物生理を始め、基本的な事の質問に対する化学的な回答や、南さつまの気候、土の特性に合わせた栽培方法など学ぶことができます。
有機JASの講習会を受講させていただいたり、有機生産組合の会合にも同席させて頂きました。もちろん地元の方との交流もあります。
3,加工品の開発活動
人参の葉っぱを使用したジェノベーゼソース、など外部の専門の方と共同で商品開発をするなど、普段関われない事業に参加させていただくことができます。味、見た目などの基本的な所から、原価率、人件費等、商品になるまでのプロセスを学ぶことができます。
4,販売促進活動
南さつま市のイベント(杜氏の里、砂の祭典など)での出店をさせて頂き、委員会に所属する農園さんのお野菜を販売する場に同席できます。消費者の方の声が聞けるいい機会を研修期間中に体験できます。
5-8は次回のBLOGに書かせて頂きます。
追記で
【研修時間に関して】
初月の5月に140時間ほど研修させて頂きました。(6月は110時間、7月は75時間)
研修生の規定としては年間1200時間なので、月換算でいうと100時間が必要となります。
1日の実労は8時間の日が多い為、月曜日から金曜日まで研修を受けたとしたら週に40時間、月にも寄りますが4週として160時間研修に費やすことになります。
実際に金、土、日とお休みを頂き、自分の作付けをしたり、就農に向けて勉強したりという時間に費やしております。
月初に報告会があり、研修内容の報告、書類の提出(データにて)があります。報告の書体や文字数が違うことを何度か指摘されご迷惑をおかけしたのを思い出します。スプレットシートを使用してますが、提出はPDFをLINEで送るような形になっておりますので、携帯でもできますが研修を受けられる方はパソコンがあったほうが便利だと感じております。
研修時間に追記ですが、委員会からのご提案もあり、余裕を持って月に120時間ほど研修に費やすといいと感じております。
この20時間というのは台風をはじめとする気候の変動、自然に起こりうるものに対する時間だと認識しております。
実際に8月は台風、お盆休みと重なりかなりの時間休暇を取ることになりました。そこには私の意向もあり少し長めに休みを取らせていただいた為8月は研修時間満たないということもあります。今後、研修時間を担当農家の方に長めにお願いするつもりです。
うまくいく事もあればそう出ないときもあります。
そんな時は原点に帰る。なぜ自分がこの研修を希望したのか。
いい文章ですね。正直僕はこの文章に惹かれました。
人間も生態系の一つであり、自然と生命の偉大さを感じる。
そんな気持ちで日々の生活が送れるのであれば。
と思っていました。
感じ方は人それぞれ。
実際研修が始まると自宅と研修先の往復。
自然を感じるて生きていくことが、いつの日かやらないといけない仕事になり、業務化していく事もあります(個人差はあります)。
私の場合、そんな時支えてくれるのは、海であり、夕日であり、畑です。
鳥であり、魚であり、虫たちであります。
そんな目の前にある小さな生態系に気づく事こそが自然農の原点のような気がします。
農業を仕事にしていく身なのに、仕事にしたくないような。
そんな変な気持ちも自分の中で芽生えているのは事実です。
本当に笑顔の方が多いです。
私も含め、南さつま以外からきた方の方が笑顔が少ないような気がします。
私は人間的にも足りない部分がたくさんあります。
自然農を通してそれらも学ぶ事ができるような気がします。
今日は満月です。