農家巡り研修 week 1
研修も早5か月が過ぎました。
理想とする農家になるためのやるべきことが盛りだくさんの忙しい日々を過ごしています。
日々の研修の流れは、研修圃場で栽培技術の修得に努める他、主に南さつま市内の農業関連のイベントに参加したり農家さんの元で共同作業をしたりしながら学んでいます。
今週からは週に1回程度、できるだけ多くの農家さんを巡り、その時期特有の作業や作物の様子を見て自身のスキルアップに繋げようという試験的な試みが始まりましたので、その様子を記して行きたいと思います。
野菜を自分で育て始めてようやく1年経過した程度の素人視点ですが、
・4、5月の収穫可能な野菜が少ない時期に各農家さんは何を育てているのか
・夏野菜の初期の管理はどのようにしているのか
の2点について特に気になったので見てみました。
辻農園ではキャベツが収穫時期を迎えています。1か月程度のずらし植えを4回ほど行い春の間継続して収穫できるように栽培するそうです。品種選びも重要だと思いますが、このずらし植えは是非取り入れたいと思います。
春蒔き人参も徐々に大きくなっています。(福元農園、辻農園)
少し早いですが、長命草も収穫可能です。春に雨が少ない年は収穫開始がずれ込むそうです。(六田農園)
次に、夏野菜の初期の管理についてです。
化学肥料や農薬を用いない自然農法・有機農法では初期の生育がゆっくりなので、植え付けた苗が十分に根付くまでの間、虫や風などの過度のストレスから守る必要があります。
左画像は、きゅうりの様子です。ウリ科の天敵ウリハムシ対策のため苗が十分大きく育つまではネットで覆っています。
風によって倒伏しやすいズッキーニは支柱2本で挟み込んで強化するそうです(右上画像)。
以上、半日での農家巡りでしたが、それぞれの農家さんの工夫が見られ学びになりました。
栽培する作物の違いは別として、畑の雰囲気に個々の色が顕著に表れることに気づきました。
※自然農法・オーガニック野菜推進委員会では、研修生の受け入れを行っています。
家庭菜園をしている方には、ありのまま分校へ。農業に興味がある方は委員会で収穫体験(インターン)の受入も行っていますので、気軽にお問い合わせください。
自然農法を実践している農家さんが指導します。