緑肥の栽培、種まき(常潤高校)と刈込(福元農園)
土づくりに緑肥を育てています!
緑肥とは??
栽培した作物を収穫せず、そのまま耕して土にすき込むと土が元気になるといわれています。
この、栽培してすき込む植物のことを「緑肥作物」といいます。
土壌バランスが崩れたり病害虫が増加してしまった土壌で、緑肥作物を栽培して土の中にすき込むことで、植物体(有機物)が分解されて、「腐植」という非常によい土壌に変わってきます。
その結果、全体のバランスが整って土に元気が戻ってくるのです。(タキイ種苗HP参照)
冬野菜の収穫が終わったら、早めに片付けを行い、次の野菜の栽培に向けて、
準備を行います!
常潤高校の畑でも、秋・冬は「人参・大根・じゃがいも・玉ねぎ」を栽培したあとに
緑肥の栽培を行います!
緑肥の種類、時期は次に植える野菜に合わせて選びます!
常潤の畑には、「ソルゴー・クロタラリア」の種まきを行いました。
次の野菜によって、緑肥に求める効果が違います。
例えば、夏に栽培して、有機物を多く入れたい場合は「ソルゴー」を用いることが多いです。
また、野菜に悪さをする「センチュウ」の予防には、「ギニアグラス」「クロタラリア」が多く用いられます!
また、マメ科の植物は、根粒菌っていう空気中の窒素を固定してくれる菌と共生しますので、
痩せた土地では、マメ科を栽培することをオススメします!
緑肥の種まきのやり方は様々ですが、今回は「花咲じいさん」スタイルで、
ばら撒きをして、その後、トラクター🚜で、鎮圧(タネと土を密着)させました!
鎮圧することで、タネの発芽がよくなります!
夏に育てる緑肥は、梅雨前に蒔いてあげることで、梅雨の期間中、ぐんぐん成長します!
反対に冬に栽培した緑肥(麦系)は刈り込んで、次の野菜の準備にかかります!
えん麦をトラクターのモアという機械を使って、
刈り込みました。 モアは緑肥を粉々に砕いて、分解が早くなります!
モアをかけた後は、少し乾燥させて、まずは、浅く。
分解をみて、深く耕運しています!
緑肥を栽培すると畑が綺麗になる感じがします!
委員会の活動!
〇学校給食への納品
地元で育てたオーガニック・自然農法の野菜を地元の子供たちに食べてもらえるように納品量を増やす取組を行っています!
各委員の圃場と常潤高校内の畑にて給食用の野菜の栽培を行って、納品しています!
〇研修生の受入
オーガニック・自然農法の農家になりたい、関わりたい方の研修の受入、就農への協力を行っています。
一緒に自然農法・オーガニック野菜作りを学び・実践しませんか?
研修生の募集をしています!興味があるかたは こちら!
※現在、研修生が定員に達していますので、空きができ次第の研修になります。
研修開始までは、面談、短期研修などを経て研修になります。
〇生産から消費まで
オーガニック・自然農法の野菜を生産、消費をより安定的にできるように、
規格外品の加工や、地元での流通・消費がスムーズにされるような取組を行っています!